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 セルフケア指導

 鈴木章生

継続率80%を叩き出す“セルフケア”の極意とは?

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先生方、こんにちは。

痛みを取る技術
「モーションロック瞬間解除理論」の
鈴木章生です。

今回は、

「継続率80%を叩き出す
 ”セルフケア”の極意とは?」

についてお話ししたいと思います。

 

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セルフケアを制するものは整体を制す
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セルフケアと言うと多くの先生方は、

「やってくれない」
「実感してもらえない」
「種類がない」
「何を教えればよいか分からない」

など、あまり良くないイメージを
持たれているかもしれません。

当院は名前に
「セルフケアサポート」と
つけているくらいなので、
とても重要視しています。

実際に、セルフケアで
痛みが取れていきますし、
そこで満足度が高まることで
継続率も常に8割程度となっています。

ただ、

「姿勢を良くしろ」

といった指導では
なかなか実践してもらうのが
難しかったりします。

どうしたら、やってくれるのか、
どうしたら結果、効果が出るのか…、

まそしてそれが
痛みを取ることにつながり、

継続率や売り上げのアップに
つながるのかを少しでも
お伝えできればと思います。

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セルフケアを教える前に施術者が持っておくべき
2つの最重要のマインドセットその①
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セルフケアを教える前に、
私たち施術家がまず心構えとして

持っておかなければいけない
大切な考え方が2つあります。

それは、

「誰にでも効く
 万能セルフケアはない」

ということです。

デスクワークが多い、
車の運転が多い、
家事が多い、
立ち仕事が多い…などなど、

来院される人の生活や症状、環境は
千差万別です。

ストレッチ、筋トレ、姿勢指導、
ヨガ、体操…、
挙げればキリがありませんが、

そのケアで、
「痛みが取れた」ということは
症状や状況、環境が
マッチしたというだけなのです。

もちろん、理論上

「このセルフケアをやれば
 どんな人でも健康になるはず」

という理論は、
存在する可能性はあります。

ただ、現実として

時間が取れない、
物理的に出来ない、
体力がない、
気力がない、

など、出来ない理由が山ほどあります。

その現実問題を無視して、

「やれば良くなります。
 やらないあなたが悪い」

と理想を掲げて言い張ったところで、
聞く方もつらくなって
離脱してしまうだけです。

痛みが取れるセルフケアとは

身体の状態はもちろん、
生活スタイル、仕事、家族構成、
動作のクセ、環境などを考慮し、

「出来る方法」を
探し当てることなのです。

探し当てる方法が
分からないという方は、
ぜひモーションロックの教材を
ご覧になってみてください。

どうやって身体の状態を見極めるかの
ヒントがあるはずです。

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セルフケアを教える前に施術者が持っておくべき
2つの最重要のマインドセットその②
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そしてもう一つ、
私たちが腹の底から
理解しておかなければいけないことは、

「基本的に患者さんは
 セルフケアをやってくれない」

というスタンスです。

教えてもやってくれないとか
なぜこんなにも効くのに
やってくれないのだろうとか、

よく悩まれている方がいますが

「患者さんは教えたセルフケアを
 やってくれないものだ」

と最初から想定して
おくことが肝心です。

やってくれないと
想定しているからこそ
やってきてくれた時には
「素晴らしい」となります。

逆にやってきてくれると
期待しているからこそ
何でやってこないんだろうと、

施術者がイライラしたり
してしまうのです。

そのイライラは
患者さんにも伝わっていますよ。

「万能なセルフケアはない」
「患者さんはセルフケアを
 やってくれない」

私はテレビ局のディレクターを
務めていた時代、
プロ野球の中日ドラゴンズを
担当していた時があります。

その際に聞いた、名監督となった
落合博満監督が語ったある言葉が
今でも心に残っています。

「ネガティブに準備することが
 我々の仕事です」と。

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セルフケアをしっかり教えて良い人
しっかり教えてはいけない人

~認識レベルの3段階とは?~
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もう一つ大事なことは患者さんの
認識レベルの度合いを見極めることです。

患者さんの認識レベルは
3段階に分けられます。

「保護モデル」
「現状維持モデル」
「自己成長モデル」

それぞれの段階に応じて
必要な言葉がけも違えば、
セルフケアの教え方も違ってきます。

誰にでもねぎらって優しく
教えれば良いわけではありません。

逆に誰にでも強く自信を持って
はっきり伝えれば
良いわけではありません。

段階を間違えて
しっかり教えすぎると
かえって披露して
離脱することもあります。

段階を間違えて
やさしく教えすぎると
伝わらずに離脱します。

それぞれの段階を
しっかり理解しましょう。

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~認識レベルの3段階~
①保護モデル
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最も疲労している段階を
「保護モデル」といいます。

この段階は疲労がひどく、
理解力もない段階です。

この状態で強く
セルフケアを説明しても、
理解できないだけでなく、
かえって疲れてしまいます。

とにかく「ねぎらい」と
「休息」が必要です。

そして、

「出来なくても
無理しなくて良いですよ」と

ストレスをかけないようにする
言葉がけが有効になります。

間違っても

「しっかりやらないと
 良くなりませんよ」

とか、

「本気じゃないなら
 来ないでください」

など

強い言葉がけは疲労を
招きますので要注意です。

またセルフケアとしては、

運動や強いストレッチではなく
極力寝転がってするような
ものを教えてください。

とにかく寝転がらせて
休息を取らせることが
この段階では重要になります。

筋痛症やリウマチ、
動かなくても痛い腰痛や四十肩の方は
この段階の方が多いです。

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~認識レベルの3段階~
②現状維持モデル
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この段階は保護モデルよりも
少し改善して、
少し停滞しつつある段階です。

「忙しくて出来ない」

とか

「めんどくさい」

など施術者としては、
少しイラっとする返答が出てきます。

教えたことをやってくれれば
良くなるのに、

何でやってくれないんだろうと、
施術者としては
悩みやすくなる時期でもあります。

こんなときに考えることは

「ハードルを低くする」
「やり方を簡単にする」

などステップを小さくすることです。

なんでやってくれないんだろう?
という考え方ではなく、

どんなことだったら出来るんだろう、
どんなやり方なら出来るんだろう、
どんな体勢ならやりやすいんだろう、

と、相手がやらない、やれないのは、
こちらが準備したハードルが
高すぎたからだと考え

より低いハードルを
準備することが大切です。

赤ちゃんでも登れるような
小さなステップを
登らせることで成功体験がつき、

セルフケアの効果を次第に
実感してくれるようになります。

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~認識レベルの3段階~
③自己成長モデル
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この段階になると、
もっとやりたいと自分から
何をしたら良いか聞いてきたり、

自分なりに改善していったり
してくれる状態です。

逆に、この段階の人に
あまりねぎらったり、
褒めたりしすぎると
つまらなくなって離脱します。

自己成長モデルに必要なものは
「ストレス」なのです。

ストレスをかけられることで、
もっと良くなろう、
もっと改善しようという意欲が
どんどん湧いてくる状態です。

「しっかり、やってきてくださいね」
「チェックしますから
気を抜かないでね」

など、少し強いストレスを
かけていくことが、
その人のためになります。

ダイエットや美容などの
高額商品を売る方は
この段階の顧客を
相手にすることになります。

カリスマ美容家やトレーナーが
厳しいのに人気があるのは、
この段階の人が顧客だからです。

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セルフケアを制するものは整体を制す
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このように、
一言でセルフケアと言っても
非常に奥が深いです。

さらに身体の状態や
心理状態などを絡めていくと、
本当にセルフケアや生活指導だけで
痛みが取れてきます。

治療技術の一つとして
セルフケアを武器に
加えていただければと思います。

このような「痛みを取る」
セルフケア理論を
さらに詳しく学びたい方は、
是非一度こちらの教材をご覧ください。

↓↓↓

モーションロック瞬間解除テクニックの詳細はコチラから

それでは、
明日からの施術現場で
何か一つでも活かして
いただければ幸甚です。

最後までお読みいただいて
ありがとうございました。

鈴木章夫

Writer

鈴木 章生

鈴木章生 鈴木章生の記事一覧

2008年1月に自宅の8畳仏間で開業。 その2ヶ月後の3月には月商100万円を叩き出す。さらに3ヶ月後の6月には月商200万円突破という型破りな実績を持つ。
「モーションロック瞬間解除テクニック」を開発して以来、月500名前後の患者様を施術し、月商250万円 の治療院を経営。初回から6回リピートする患者様が全体の80%を占めている岡崎のカリスマ治療家。
また、慶應義塾大学総合政策学部卒、元テレビ局勤務、さらには現在も整体院と同時に飲食店の経営、NPO法人の理事を務めるなど施術家として異色の経歴を持つ。

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