2020-5-27
コロナを生き抜く治療院の"ある特徴"とは
マインド
広江 洋一
おはようございます!
日本モルフォセラピー協会理事の
広江洋一です。
今日もモルフォセラピーを通して、
お話をさせて頂こうと思います。
前回は、
私が指導させて頂いている
モルフォセラピーの受講生の悩みを通して、
身体の構造や生理、病理などの
“仕組み”を理解することが大事という
お話しをしましたね。
そこで今回は、
治療への迷いや悩みについての
お話を致します。
治療業界は
どんどん恵まれた環境となり、
無料でのコンテンツも増えております。
DVDなどの見える化が進み、
可視化された分かりやすい教材も増え
勉強がしやすくなっております。
正直、30年前の私の修業時代とは
比べ物にならないくらいです。
しかし…。
治療においての迷いや悩みに陥る先生は、
逆にどんどん増えている感じすらします。
こんなに充実しているのに
悩みを抱えた先生が多いのは
何故なのでしょうか?
治療業界の先生方の
「治したい」
という熱い想いは、
とても喜ばしいことです。
ですが、
その気持ちの奥底には
なにか落とし穴が
あるように思えてなりません。
モルフォセラピーを
指導していますと、
「四肢の矯正法を知りたい」
というご質問をされる方が
いらっしゃいます。
ですがモルフォセラピーには
四肢の矯正法はございませんし、
そもそも必要性が無いと
考えているんです。
そのことを受講生にお伝えすると、
いぶかしげな表情を
されることもございます。
私たちが当たり前と思い過ぎて、
そこに何ら疑問を
持っていないような内容や場所に、
核心となる本当が
隠れていたりするのです。
私のライフワークと
勉強のテーマとして
・アルツハイマー病
・がん
・糖尿病
・うつ病
この4つの疾病がございます。
これら4つの疾病は
難治症と言われていて
多くの医者が治療に悩み
また成果が出にくいと
されています。
私はそんな疾病に
興味を惹かれて、
情報を集めては学びを深め
それを臨床に活かせればと
思っています。
ですから
奇跡的な成果を
出されている先生たちから
学びを得るようにしています。
そして学びを進めていくうちに
その先生たちの間には”ある共通項”が
隠されていることに気が付きました。
その共通項とは、
“全容&仕組み”
です。
先日、
トロント最高の医師が教える
世界最有効の糖尿病対策という、
ジェイソン・ファン先生の
本を読みました!
糖尿病に関して、
目から鱗の情報が満載でした。
その何の矛盾もない解説は
ロジックとして非常にスッキリし、
納得のいく内容でした。
なにより内科医でもなく
糖尿病が専門ではない私でも腑に落ち、
納得と満足を与えてくれて、
糖尿病の全容を理解することができました。
理解できた理由は
糖尿病になる原因から治し方まで、
“全容&仕組み”が
書かれていたからなのです。
先生の治療院にいらっしゃる
患者さんの中にも
糖尿病の方がいるはずです。
ですから是非、
この本をお読みになって
糖尿病を把握することを
お勧めいたします。
きっと糖尿病の患者さんを
より理解できるようになるはずです。
さて話を戻しますが、
アルツハイマー病やうつ病、
がん、糖尿病などの難治症であっても
特別な成果をあげている先生は、
業界の常識や
教わってきたことを
鵜呑みにはしておりません。
自分の目や実際に行った検証や
自分自身の学びを通して、
固定観念や常識を外すことで、
真の原因や問題の全容を
理解しているのです。
局所的な理解だけですと、
人の後頭部だけを見て
「あの方は全身剛毛で
毛むくじゃらな人だった」
と言っているのと
変わらない現象が発生します。
つまり、
局所だけでは不十分で
全体を見ることで初めて
その人の全容が分かるわけです。
さらに人は、
大げさに言ってしまえば
洗脳されていることが多々あります。
今回のコロナ騒動でも、
ウイルスにはそもそも特効薬が無いのに
「薬があれば…。」
という雰囲気がありました。
さらには、感染症の定義とは
異なる指標の出し方を
コロナウイルスにしていたり、
「なんか、
おかしなことが起こっているなぁ」
と思っておりました。
そして
今回の騒動の中で作られた
オリジナリティの溢れる基準に、
右往左往させられている方も
多く見受けられました。
まぁ言い出すとキリがなく
本筋から遠のくので
この話はここまでとしますね。
結局、私が何を
お伝えしたいのかと言いますと…。
“全容&仕組み”が分かれば、
~~~~~~~~~~~~~
すぐ対応すべきことに行動を移して
~~~~~~~~~~~~~~~~
良い結果を得ることが出来る。
~~~~~~~~~~~~~~
ということです。
この話をしたうえで、
私が長く講師活動をさせて頂いている中で、
凄~~~く、
いつも、いつも、いつも、
感じることがございます。
それは、
治療家の先生は”技術”を
知りたいと言いますが、
座学でも、技術でも、
質問してくれる内容は
「判断基準(=知識)」
なのです。
例えば、
「テニス肘を改善する際に、
モルフォセラピーでは
第7頸椎矯正がマストなのですが、
矯正して入れたのに
結果が出ません…。」
そんなご質問を
頂いたことがございます。
ですが、
やったことと出来たことは
違うんですよね。
そこで、
「実際には7番が
入っていませんよ」
とお伝えして
やり直して頂きます。
すると、
やり直しをしていくにつれて
だんだんと
「頸椎7番を入れたつもりだけど、
実際には入っていなかった」
ということに気が付くんですよね。
つまり
入ったかどうかの判断基準を伝えて
それが理解されると、
入れたつもりという判断ではなく
良い位置に入れられたかどうかが
理解できるようになるのです。
そして、
症状を変えるために必要な矯正が
できているかの判断が
正しくできるようになるんですよね。
ここまで学びを深めれば
矯正を終わらせて良いのか、
まだ行う必要があるのかが
理解できるようになります。
その結果、
本当に良い位置に定着するまで
矯正を繰り返すようになります。
そして、施術の結果が変わるのです。
職人は格好いいですし、
“手に職をつける”
などという言葉も有ります。
だからこそ、
技術への価値が高くなりやすい
前提が有るのだと思います。
ですが、なんだか最近の
私たちの業界は技術至上主義に
陥ってしまっているように感じます。
新人は別ですが
ある程度の経験がある先生の場合、
技術の問題ではなく
「判断基準(=知識)」
を技術の問題に
すり替えてしまっています。
技術に問題があって
臨床で困っている先生は、
相当に少ないと思います。
当の悩みを持っている先生は、
「自分の技術の問題で
自分の悩みが出ているんだ」
と、問題がすり替わって
しまっていることが凄く多いです!
患者さんの訴える症状という
起きている現象だけに目を奪われて、
「なぜその症状が発生したのか?」
そこが抜けてしまっています。
病態を理解すると、
殆どの答えは出るものです。
私が学ぶ4つの疾病も
起きている現象だけに目を奪われて、
それに対応する薬では
効果が無かったりします。
また、長期的に見ていると
単に悪化させてしまったり、
治すことではなく、
治らないことへの道に
向かっているのでは?
そんなことが
往々にしてございます。
ですが、
“全容&仕組み”を理解していて
さらに
「判断基準(=知識)」
が養われるれば、
内科医では無いのに
糖尿病の理解が出来るようになり、
そして臨床の場で活躍もできるのです。
実際に先日ご来院された
1型糖尿病の患者さんは、
「安心して頼れます」
と笑顔で言って下さいました。
さらに
「先生だったら
私の個性である糖尿病を
理解して施術してくれて、
リスクヘッジしながら
やってもらえると思っています。
末永く宜しくお願いします」
とまで言って下さりました。
私も、
末永く患者さんと関われることは
心から嬉しいことです。
このような関わり合い方を
持ち続けるためには…。
完璧ではない医学や科学を
妄信することなく、
“全容&仕組み”を
見つけて下さる先生を参考に、
自分の目と経験で判断していくことが、
これから本当に重要だと確信しています。
“全容&仕組み”の探究を続け、
身体の真実にどんどん迫るように、
私も更にゴッドハンドを目指し、
治療家として取り組んでいきます!
そのためにも情報発信も続け、
モルフォセラピーが必要な方に
届け続けられるように努めます。
ゴッドハンド通信の更新も頑張ります。
モルフォセラピーは
治療家の先生には是非、
学んで身に付けて貰いたい療法です!
興味のある先生は是非、
勉強し導入して下さいね!
それでは今日は、
これで終わりたいと思います。
今回も最後まで読んでいただき、
見ていただきまして感謝します。
これからも先生の
お役に立ちたい精神で、
情報発信と共に歩んでまいります。
今後ともよろしくお願い致します。
有難うございました!
広江洋一
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Writer
広江洋一 広江洋一の記事一覧
帝京医学技術専門学校柔道整復学科卒。
くに整骨院は多くの著名人の駆け込み治療院としても有名であり、その自費診療率は整骨院としては桁外れの95%を記録している。
活動は日本のみにとどまらず、世界中のバレリーナ・新体操等のスポーツ選手・精神疾患患者・不定愁訴患者・交通事故患者を治療。
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