未分類
治療家のみなさん、お疲れ様です!
鎮痛療法の加藤陽一です。
先生の治療院には、
テニスやバドミントンをやった
わけでもないのに、テニス肘の
痛みを訴える患者さんは来ませんか?
健康志向が高まっている昨今、
スポーツジムに通っている方が
大勢いらっしゃいます。
その中で、背筋を鍛えるマシンに
よってテニス肘になってしまう
方がいるんです(T_T)
本来、僧帽筋や菱形筋でマシンを
引くのが正しいのですが、
慣れない方がやると、手で
引っ張ってしまうため、
上腕骨の外側上顆あたりに
強いテンションがかかり、
炎症を起こしてしまうんですね((+_+))
いわゆる“バックハンドテニス肘”
という状態です。
実は、意識的に手首を強く進展する
運動をするのは、われわれ人間だけ
です\(◎o◎)/!
他の動物はほとんど行わない動作なので、
もともと弱いところですね。
“裏拳で猫パンチ”をする猫は
見たことがありませんよね(゜゜)
柔整の先生であれば常識だと
思いますが、
トムセンや中指進展などの
テストによって、
テニス肘の可能性が高ければ
(もちろん診断してはいけませんが…)、
適切な施術を行った上で、
正しい筋肉の使い方・鍛え方を
トレーナーに代わって
ご指導してあげてくださいね!(^^)!
では、テニス肘に対して有効な
鎮痛療法をご紹介します。
“鎮痛療法”には、
1.鎮痛膜療法
2.鎮痛点療法
3.鎮痛操体法
の3種があり、
症状によって選択
組み合わせがあります。
まずは、
手関節伸筋群の筋腱移行部から
少し手首側(4横指くらい)を
スタート地点とし、
筋腱移行部をゴール地点として、
手関節伸筋群の筋線維に沿うように、
筋膜を緩めていきます(鎮痛膜療法)
これで、かなり痛みが
変化するはずですが、
まだ痛みが強いようであれば、
患者さんに少し痛みを再現
していただき、
筋腱移行部周辺で肘の痛みが
消えるポイント(鎮痛点)を探し、
そこを抑えたまま、
手首の屈曲運動を3~5回
行ってもらいます(鎮痛操体法)。
この時、あまりピンポイント
で抑えないようにします。
ちょうど、ギターで使う
カポタストのような感じで!
(ギターを弾かない先生には
分からないですよねm(__)m)
それでもダメなら、
最終兵器です<(`^´)>
患者さんに、もう一度
少し痛みを再現していただき、
さっきの痛みが消えるポイント
(鎮痛点)を抑えたまま、
今度は手首の伸展運動を
3~5回行ってもらいます(鎮痛点療法)
この時の押さえ方は、
気持ちピンポイント気味に
するのが効果的です。
これで、ほとんどの痛みは
消失・激減します!!
※ただし、決して無理を
しないでください!!
もちろん、本来のテニス肘にも
有効なので、
ぜひ、試してみてくださいね!!
最後までお読みいただき、
ありがとうございます!
それでは、また
お会いしましょう!
加藤陽一
Writer
加藤陽一 加藤陽一の記事一覧
この記事が気に入ったら
いいね ! しよう