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こんにちは、矢島です。
改まして、2016年
あけましておめでとうございます。
つい先日、新年を迎えたかと思ったら
もう1週間が経過してしまいましたね。
こんな感じで、気が付いた頃には
また年末が来てしまうのではないかと
改めて時間が経つスピードの速さを痛感し、
新年早々、戦々恐々としております。
さて、そんな中、
本日は、昨日伺ったばかりの
とある先生のお話を
シェアさせていただきたいと思います。
このお話を聞いて頂くことで
先生の院に来られる患者さんの中でも
重度の症状に悩まれている患者さんが
どのような思いで来院されていて、
どんな対応をすれば信頼関係を
築くことができるのかを
ご理解いただけると思います。
それでは、早速
本題に入って行きたいと思います。
昨日お話を伺った先生は、
難病治療に特化して治療院を運営されており、
難病の中でも「潰瘍性大腸炎」の
専門院として治療をされている先生になります。
「潰瘍性大腸炎」を治療している院というのは
全国的にもほとんどないかと思いますが、
「潰瘍性大腸炎」という症状は、
難病指定されている症状の一つで
大腸の粘膜(最も内側の層)に
びらんや潰瘍ができる
大腸の炎症性疾患になります。
そして、今回お話を伺った先生ご自身も、
高校生の時にこの「潰瘍性大腸炎」を
患った経験をお持ちのお一人でした。
先生は当時の様子を
こんな風に語られていました。
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高校時代に症状が発症してから四年間。
何院もの病院を周り、
様々な治療法を試しました。
その中には、ただの痔だと
診断を受けた病院もありました。
どの病院も共通して言えることは
投薬しかされないということでした。
他に頼る先もない私は
言われるがままに薬を飲むことしかできず、
今だからこそ言えますが、
ステロイドの大量摂取の影響で
精神的にも異常をきたし、
その当時は本気で
死のうと思っていました。
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これは、この先生に
限ったお話ではないと思います。
難病ではなくとも
長年悩まされている
肩こりや腰痛をお持ちの患者さんも
少なからず悲観的な感情を
お持ちだと思います。
いかがでしょうか?
先生の患者さんの中にも
何名か顔が浮かぶ方が
いらっしゃるのではないでしょうか?
そんな難治性の症状に
苦しむ患者さんが持つ
共通点についてですが…
まず、前提として言えることは
先生の院に来られる前に、
何院も通われてきているということです。
さらに、症状を改善したい
という思いが強いため、
ほぼ100%の確率で
病院や治療院に頼るだけでなく、
患者さん自身でも情報を収集して
解決策を模索しておられます。
つまり、こうした患者さんは
軽度の症状で来られる
一般的な患者さんに比べて
症状に対する知識レベルが高い傾向にあります。
重要なのはここからです。
こうした患者さんは、
始めて先生の院に来られた時に
「本当に治せるの?」
と先生に対して
懐疑的な思いを
まず間違いなく持たれています。
これは、決して先生に
問題があるわけではありません。
これまで、何院も通ってきたにも関わらず
結局良くならなかったという経験から
期待を裏切られることを恐れ、
自分を守るために
始めから期待をしないようにしているため
先生に対しても懐疑的な思いを持ちながら
接してこられます。
そして、先生にこんな質問や
相談を投げかけてきます。
「こないだ行った院では〇〇と言われたんですが
先生はどう思いますか?」
表向きは、ごく自然な相談のように
聞こえますが、裏では全く
違うことを考えているケースが多いです。
こんな感じです。
<表向き>
「こないだ行った院では〇〇と言われたんですが
先生は、どう思いますか?」
<言葉の裏に隠された本音>
「この先生は本当に大丈夫なんだろうか。
ちょっと質問してかまをかけてみよう。」
先程もお伝えしたように、
難治性の症状に悩む患者さんは、
過去の経験から、
「どうせ先生も今までの院の先生たちと一緒でしょ」
という思いをお持ちなのです。
大事なことは、この状態の患者さんに
いかに信頼してもらえるかということですが、
ここで冒頭で紹介した
「潰瘍性大腸炎」の
専門院として治療をされている先生の
お話に戻ります。
この先生が、「潰瘍性大腸炎」など
難病の患者さんに向き合う上で最も大切にしていること。
それは、手技力はもちろんのこと、
治療家自身がしっかりと
知識武装をするということです。
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あなたの症状について
私はちゃんと理解している人間ですよ
と患者さんに示すことで、
患者さんに「この先生はできるかも」という
信頼間を与えることができます。
いかに優れた手技を持っていようとも、
まずはじめに患者さんの心を掴むことが
できるかできないかで、
その結果は大きく変わってきます。
とは言っても、
そんな専門知識をつける暇なんかないよ。
という場合もあるかもしれません。
その解決策として、
自分が欲している知識を既に持っている
先生と繋がるということも
先生自身の大きな武器になってくるかと思います。
近年はFacebookなどのSNSなど
他の治療家の方とのつながりも
簡単に持てるようになってきています。
自身の手技力を磨くことも一つですが、
こうした横のつながりを持つことで
沢山の答えを引き出せる環境を作るということも
先生が患者さんを辛い症状から救うための
大きな武器になるかと思います。
本日も最後までお読み頂き
ましてありがとうございました。
Writer
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