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 坂戸 孝志

難治性患者さんが訴える症状の原因とは?

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こんにちは、
坂戸孝志です。

 

研究者と聞けば、

「研究室にこもって
何か黙々行っている人」

このようにイメージする人が
多いと思います。

 

私は長野県出身で、
10年前までは長野の研究室で
何か黙々やっている人でした。

 

それが、10年前に
腰痛・肩こり・関節痛などの
慢性痛を確実に治すことができる
治療法『緩消法』の開発が出来たので、

今現在は、医師・治療家などの
医療関係者に治療技術を教えています。

 

医療の一般的な研究は、
統計の研究・原因の研究が
主となります。

 

統計の研究とは
大きく分けると2種類あり、
わかりやすく説明すると…

・人口に対しての疾病率の算出、
この地域・業種・年齢・性別のように、
ある程度の人の中での疾病率を調査する物。
 
・ある治療方法に対しての改善率や、
薬の改善率のように、
協力者(患者さん)に
アンケート調査を集計する物。

 

原因の研究とは、
花粉症の患者さんの目や鼻に
どのような体内成分が
多く分泌されているか調べる。

 

わかりやすく説明すると

「鼻への血行不良がおこると
ヒスタミンが多く分泌される」

という調査となります。
 

当然、花粉症の原因は

「杉などの花粉が飛んでいるから」

と発言する日本の医師もいますが、

これは統計的な
原因(要因)という評価になり、
原因での評価ではありません(笑)
 

日本の医学部を持つ大学・大学院では
統計の研究がほとんどです。

 

統計を正確に取る事が
重要ですので良いのですが、
これではいつまで経っても
病気は治りません。

 

また、少なからず原因の
研究をされている方もいます。

 

結核という病気は、「結核菌」が原因で、
1882年ドイツの医師が発見しました。

 

原因が分かると、
薬の開発が急がれました。

 

1944年に開発された薬、
その後に開発された薬によって、
致死率50%の病気が
2%未満に激減しました。

 

原因の発見+薬の開発は
素晴らしい事であり、
尊敬できる事でもあります。

 

しかし、結核を発病する人と
発病しない人がいます。

 

発病する原因は、『免疫力が低い』と
言うことが分かっていますが、

なぜ免疫低下がおこっているかを
理解している研究者は
驚くほど少ないのです。

 

=======
免疫力の低下
||
白血球の低下
||
体温の低下
========

これらはすべて
イコールで繋がっています。

 

人間は、体温が36.5℃未満になると、
急激には血球の産生量が減ります。

 

ご存知のように、菌やウィルスが
体内に入ってきた時に
退治するのが白血球です。

 

体温が36.5℃未満の場合、
菌やウィルスを退治できないので、
結核を始めインフルエンザや
一般的なかぜの症状がおこります。

 

私が行っている研究とは

 
1、難治性患者さんが訴える
症状の原因を探し出す
※診断名は関係ありません

a先に原因を特定した研究者が
いるか論文を探す

b論文が見つからない場合、
患者さんの体で独自に原因を見つける

2、原因がわかり次第、治療方法の開発
ほとんどの場合は、原因が分かれば
治療の開発ができます

3、治療方法が開発できたら、患者さんに行う
※医師免許が必要な場合は、
医師と協力しながら行う

一番大変なことは、
『原因を見つける事』です。

 

血行不良が原因であるとわかれば、
多くの症状・病気の治療方法開発が
出来ています。

 

話は繰り返しになりますが
『原因を見つける事』とは、
体に何がおきていて、

何が原因なのかを科学的に
理解していく事であり、

・運動不足
・骨格のゆがみ
・自律神経のバランスが悪い
・ストレス
・加齢

などと言う事ではありません。

 

痛みや病気の原因が

・「運動不足」であれば、
スポーツをする人は痛みも病気も発症しない

・「骨格のゆがみ」であれば、
腰の曲がったお年寄りは全員病気

・「自律神経のバランスが悪い」であれば、
バランスが良い人はどれほどいるのか?

・「ストレス」の無い人間存在しません

・「加齢」なら、年をとれば全ての人が病気になる

と、さっぱりわからないことになります。

 

私が考えている医療の研究とは、

◎科学的な原因を特定すること
~~~~~~~~~~~~~~~
◎原因を取り除く治療方法の開発
~~~~~~~~~~~~~~~

と、考えています。

 

研究を進めて結果を出し、
多くの方を救えたら、
笑顔があふれる
良い国になると確信しています。
 

坂戸 孝志

PS慢性疾患に使われる薬は、
症状を抑えることが目的で、
治すことには繋がりませんので、
私の考える研究とはズレがあります。

 

Writer

坂戸 孝志

坂戸孝志 坂戸孝志の記事一覧

自らの腰痛を治すために学んだ医学の知識を活用し、治療法を考案し腰痛を完治させる。その後、自らの腰痛を完治させた治療法を更に研究し、2007年、筋肉を無緊張状態にまで弛緩させて痛みや病気を治療する「緩消法(かんしょうほう)」の開発に成功。
2011年6月に刊行した著書『9割の腰痛は自分で治せる』は販売数33万本を突破。講演活動は年間100回以上。難治性の疾患を専門として、日々新しい治療法を考案している。

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