2020-10-28
綿田幸雄に聞く!なぜ9割の新規患者が紹介で来院する…
マインド
広江 洋一
おはようございます!
日本モルフォセラピー協会理事の
広江洋一です。
今日も、モルフォセラピーを通して
お話をさせて頂こうと思いますので
どうぞよろしくお願いいたします。
今回は、
モルフォセラピーの特徴を通して、
・治療成果を向上させるには?
・治療結果を出すためには?
そために必要な重要なポイントを
お話ししていきたいと思います。
さて、
治療で結果や成果を上げている
先生に共通していることとは
何でしょうか?
それは、
自分自身の行っている施術が、
唯一無二のものとして
“確信”を持っていることです。
ここでの”確信”とは
単なる思い付きや信心の深さではなく
“実証的な確信”のことです。
例えば
「この施術をすると
こんな結果になる!」
「結果がでないときは
こう対処をすれば大丈夫!」
「この症状は
1回では改善できないから
通院の必要がある!」
「結果が出ない場合でも
傾向と対策を理解しているから
患者さんに伝えられる!」
このように
“実証的な確信”を持って
施術しているわけです。
しかし実際には、
なかなかはっきりと
お伝えできないこともございます。
私も、
「やってみないと分からないので、
少し通院してください」
と、ぼかした表現で
説明をすることもございます。
ですが、確信の量が多いと、
言い切れる回数や判断できる量も、
どんどんと増えていくんですよ。
その為に必要なことは、
1つのみ!!!
それは、、、
『最も信用し、最も疑う』
ということです。
モルフォセラピーを通して
お話ししますと。
モルフォセラピーでは、
“アシンメトリ現象”を用いて
施術をしております。
“アシンメトリ現象”とは
骨のズレと関係していて、
その骨のズレにより、
左半身の形態と知覚に
特異的に現れる規則性(左一側性)
をもった現象です。
この
アシンメトリ現象は
様々な疾患と連動しています。
また、日によって
左右差に増減が見られるので、
体調のバロメーターともなります。
この指標の数は
50個ほど存在し、
代表的なのは、
左側の肩甲骨、肩部、鎖骨、
肋骨、腸骨などの位置が
上方にズレる。
椎体は全て左側にズレる。
などがございます。
===【注意】===
この現象は、
代償運動などでは
逆に出ることもございます。
正確には腹臥位にて、
重力のかからない状態で
チェックして出た反応が
前提にございます。
また今回は、
アシンメトリ現象のお話では
ございませんので、
詳細は割愛させていただきます。
==========
モルフォセラピーでは
このようなアシンメトリ現象と
ズレている骨に対して、
優しく元の位置に戻すことで、
体を本来の正常な仕組みに
戻しております。
この様なお話を
セミナーや講座ですると、
「それは本当なんですか!?」
と、必ずご質問されます。
さらには、
「右にズレている患者さんを
何度も診ているんですが。」
「納得できないので
納得できるように証明して下さい。」
こういったことを言われることも、
しばしばございます。
疑うことは、
真実を見つけるためには
非常に重要なポイントになります。
ですから、多いに質問をして
見極めて頂けたらと思います。
ですが、、、
実はこの考えには
多くの人が陥る、
大きな大きな盲点があるんです。
少し話はそれますが、
スティーブンコビーの
「7つの習慣」でも使われている
隠し絵って御存知でしょうか?
「嫁と義母」は
有名な隠し絵の代表で、
「7つの習慣」にも出てきます。
見たことが無い方は、
『隠し絵』で検索してみて下さい。
この絵を見た方は、
若い女性に見える人と、
老婆に見える人に分かれるんです。
また、下の図のように
外向きと内向きに矢羽を付けると、
長さが違って見えるんですよね。
これも人間の視覚による
錯覚として有名です。
人により個人差があるので
上の方が長いと感じる人や
同じに見える人もいますが、
多くの方は
下の方が長く感じるそうです。
つまり、
「自分自身の目が完ぺきで無いことを
自覚して認めましょう」
ということです。
このことを理解できないと
自分が見えている以外の
重要なことに
気が付けなくなるわけです。
ですから、
その治療における理論や起きる現象を
視覚や思考の癖を入れることなく、
ありのままに捉えることが
重要になるわけです。
だからこそ、冒頭に書いた
『最も信用し、最も疑う』
ことが大切なんですよね。
常に、治療の理論も技術も
最も信用し、最も疑い、
客観的視点から
何重にも確認をすると、
自分の視覚や思考に
癖があることに気が付きます。
またその気付きによって
修正が可能となり、
結果、最も自分を信用することが
出来る様になるわけです。
それを繰り返すことによって
客観的視点によって得たものと
治療法の理論が合致し、
さらには、
患者さんの症状の改善と合致すると
本当の確信が有られるようになります。
例えば、
モルフォセラピーを習得するにあたって
私が行ったことは、
「左の腸骨が上がる法則から
実際にそう見えるけど、
本当にそうなのか?」
その答えを
幾つもの観点から
チェックをいたしました。
例えば
・座位や臥位での腸骨の高さ
・腹臥位や背臥位での脚長差
・腸骨に影響を与える筋肉
など…。
さらには、仮に右の腸骨が
上がっているように見えても、
左腸骨を下げる調整を行い
症状の変化もチェックをしたり、
腸骨だけではなく、
鎖骨や肋骨、頸椎、胸椎、腰椎、
1つ1つ繰り返し繰り返し触診し
確認いたしました。
そして
“アシンメトリ現象”の存在を
最も信頼、信用し、
最も疑って検証を繰り返した結果、
「本当に存在して
間違いない法則である」
という確信に変わってきたのです。
また、その法則に則った矯正を行うことで、
症状が改善していくのだということも
確信に変わっていったのです。
そうやって常に
『最も信用し、最も疑う』
ことが確信につながり
唯一無二の方法として、
手に入れることができるのです。
モルフォセラピーは
創始者の花山水清が、
なかなか見抜けない体の秘密を
体系づけてここまで創り上げてきました。
私は、その恩恵を頂いております。
だからといって、
習った、教わっただけでは、
花山水清と同様に使えるわけでは
ございません。
花山水清にはそこに到達するための
プロセスがあり、
そのプロセスを理解していない
者にとっては、
この体の秘密に関して、
『最も信用し、最も疑う』ことを、
創始者の花山水清と同様に
辿る必要があるわけです。
この
『最も信用し、最も疑う』
というプロセスこそが、
唯一無二の確信レベルに
到達するための方法です。
体の真実を理解するには、
盲点や錯覚、感情や感覚ではなく、
繰り返し検証を行っていくしかないですね。
ですから私も含めて先生も、
お互いにコツコツ研鑽していきましょうね。
ちなみに、
「子供たちに伝えたい
”本当の日本”」神谷宗幣(著)
という本がございます。
この本は、
私たちが真実だと思い込んでいる
歴史や経済、
日本の原動力である和の精神などの
固定概念を改めて考えさせてくれる名著です。
医学や治療の世界でも、
慣例や固定概念、研究段階が
さも真実として伝えられ、
身体の誤解、誤報、ご認識が
蔓延しております。
そういった
染みついた固定概念を取り去るには
治療や医学に関してだけではなく、
医学の発達の元になった
戦争や経済、お金、食べものに至るまで、
全体像の中に存在する、
治療や医学という立ち位置で観察すると、
本当に大きな気付きにも繋がります。
興味ある方は、
是非、読んでみて下さい。
そして
身体の真実にどんどん迫るような
治療家として取り組んでいきましょう!
そのためにも、情報発信も続けて
ゴッドハンド通信の更新も頑張ります。
ですからモルフォセラピーに
興味ある治療家の先生は、
是非、学んで身に付けて貰いて
患者さんのお役に立てて頂けたらと思います。
それでは今回は、
これで終わりたいと思います。
今回も最後まで読んでいただき、
見ていただきまして感謝します。
これからも皆様のお役に立ちたい精神で、
情報発信と共に歩んでまいります。
今後ともよろしくお願い致します。
有難うございました!
広江洋一
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Writer
広江洋一 広江洋一の記事一覧
帝京医学技術専門学校柔道整復学科卒。
くに整骨院は多くの著名人の駆け込み治療院としても有名であり、その自費診療率は整骨院としては桁外れの95%を記録している。
活動は日本のみにとどまらず、世界中のバレリーナ・新体操等のスポーツ選手・精神疾患患者・不定愁訴患者・交通事故患者を治療。
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