ゴッドハンド通信

今スグ使える!治療効果も実証済み! そんな手技テクニックを現役ゴッドハンドが 毎日映像でわかりやすくお伝えしています。

 

 宮本 啓稔

瞬間脱力鍼と関節矯正のお話・パート2

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皆さんこんにちは!

 

ゴッドハンド通信の
宮本啓稔です。
 

前回のこの動画は観て頂けました?

 
《達人!詠春拳マスターが凄い!》
https://www.youtube.com/watch?v=XUxT867TfoI

 
「この中に重大な”ヒント”が隠されている」

という話だったのですが、
お分かりになりました?

 
実は、私。

 
太極拳と詠春拳を長年やっている
鍼灸学校時代からの親友に、
この動画を観せた事があるんですよ。

 
で、聞いてみました。

 
「これ、何でこんなに”速く”打てるか
H君、分かる?」

 
って。

 
そうしたら彼は言いました。

 
「ファンソン(放鬆)ですよ。」

・・・。

 
・・・・・・・。

 
放鬆とは、つまり”脱力”する事。

 
モノが最も高速で移動するのは
「落下」する時です。

 
→機械だったら、
まあ”ガス圧縮”とか
“エクスプロージョン(爆発)”とか
超強力な”バネ”使ったりとか色々ありますが、
あくまで人間の場合のお話です。

 
力を入れて、筋肉の収縮で動くのは
“遅い”んです。

 
→関節の矯正も同じですよー。
実はこれ成城で治療をされている
F原D・C
(ドクター・オブ・カイロプラクティック)

のセミナーに出させて頂いた時に
習ったんですよ。

 
(自分で考えたように
言っててスミマセン・・・。)

急速に「瞬間脱力」する事によって
超高速で動く事が出来ます。

 
しかも”動きの起こり”が
相手に見えにくい。

 
(”裏”の筋肉を使えば、
さらに見えにくくなります。)

 
この「動きが相手から察知されにくい」
というのは治療においても、凄く重要ですよ。

 
アジャストメントだって、
患者さんが緊張してて矯正の瞬間に、
察知されて身体を固くされたら

どんな名人がやっても
調整の力が入っていかないですし

鍼を打つ時も、刺入していく時に
グッと力を入れられてたら、
絶対痛みが出るし、体に鍼が
入って行かないですからね。

 
上手な人に打ってもらうと、
気付かないうちに

「あれ?いつの間にか鍼が刺さってる!!」
(ビクゥ!!)

みたいな感じになりますし。

 
(笑)

速刺速抜だったら、何されたか分からない。

 
(瞬間、ドンと来て
「ん?終わってる?」みたいな。)

→T村先生の時は
「トーン、トーン、トーン。」
の後にそういった感触が
何か所かありました。

 
(言っておきますが
“無痛”じゃないですよ。先生のは。
くれぐれも言っておきます・・・。)

「超スピード」

「動きの”起こり”が見えない」

「軌道がブレない」

「たくさん打っても疲れない」

それらを全て可能にする為の
まず”第一段階”がファンソン(放鬆)です。

 
「ゆるむ事」がまず大事。

 
これはキックボクシングでも
同じなんです。

 
(実は私はキックボクシングも、
やってます。)

 
→ここ3年で始めました!(笑)

 
プロのキックボクサーに直接、
パンチを打つ時の極意
(とまでは言わないまでも、コツ。)

 
について教わった事があるんですが
キックの突きの基本は
(ボクシングもね!)

 
「火消のまとい」
「デンデン太鼓」

なんだそうです。

 
つまり体の軸を保って、上半身は

「お風呂にでも入ってるかのように~。」

「ダラーン。」

と完全脱力させて、デンデン太鼓のように
体幹を回旋させて腕を振り回す。

 
→原動力は”下半身の力”です。
下半身の強さが、そのまま直で
パンチ力につながります。

 
だからボクサー達は、
あんなにたくさん
ランニングをするワケですねー。

 
もし彼らが腕の筋力で打ってたら、
数十発くらいのパンチで
すぐ疲れちゃいますし、

あんな3分15ラウンド
(45分間!)も戦っていられる
ハズないですからね。

 
キックボクサーでも、本当に強い人は
(全日本でフェザー級6の人の試合を
間近で観戦したことありますが)

すっごい”ゆるんで”いますよー。

 
(なのに下半身は、どっしりと足裏が地面に
吸い付いてるかのように安定している!)

はたから見てると

「ホント、おまー。おちょくっとんのか!」

くらいに。
 

↓ YouTube動画で言えばこんな感じですね!
【踊りながらパンチを避けまくる】
はじめの一歩、ブライアンホークの
モデルの天才的なファイト集
https://www.youtube.com/watch?v=ZsbxMDwus6E

そして、アジャストメントのような
瞬間的な「関節矯正」にも、
この動き(というか理論)は使えます。

 
1.「ゆるんだ状態」からの「瞬間脱力」

 
そして

2.ベクトル(動きの方向性)の
変換は筋肉とテコを使う。

 
(何度も言いますが「筋力」は
動力源じゃないですよ。
ンな事したら1000回も出来ないでしょ?)

鍼を高速で刺入していく場合も同じですし、
整体にも”抜き”ってありますよね?

 
(足首とか絞める時に、
急速に”牽引”かけたりする技。)

あれにも使えるし
操体法のような患者さんに「ストーン。」と
脱力してもらうテクニックでも使えます。
 

(奥義その1の”同調”を使うんですよー。)

瞬間的な力は使わないにしても
「指圧」や「マッサージ」でも
この身体操作を基本として行えば
疲れ方が全然違います。

 
ボクサーが45分間戦えるくらいですからね。

 
(うっわー。今気づいたけど、
これは”極意その7”として入れてみても
良いくらいかも!)

それからあと、もう一個。

 
調整の時(あるいは鍼でも)の大切な
“意識”と”コツ”があるのですが
それはちょっと、勿体ないので(笑)

 
例によってニーズがあるようなら、
次回のメルマガで
お教えさせて頂きますので
是非、ご希望とご感想をお送りください。

 
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ゴッドハンド通信感想文送り先
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特に「知りたい!」という方が
多くないようであれば、今度は
「速刺速抜」の”抜”の時のコツについての
お話をさせて頂きますね。

 
(せっかくなんで、
またキックボクシングの
お話とからめて。)

 
手技を使う先生方にとっても、
おそらく”役に立つ”と思われます!

 
では、今回はこんな感じで!

 
このメルマガの
読者の方々すべてに。
最高の幸せが訪れますように!

 
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Writer

宮本 啓稔

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治療家歴17年。
新宿西口治療院の院長

平成11年 日本鍼灸理療専門学校を卒業
国家資格(針灸・マッサージ師)取得
渋谷整体センター勤務
平成12年 西新宿治療室勤務
平成15年 新宿西口治療院開業

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