宮本 啓稔
皆さんこんにちは!
宮本啓稔です。
今日は治療の奥義その5
「骨膜」パート3をお届け
します。
前回のメルマガでお出した
「問題点と疑問点」は
皆さん、お分かりになりましたか?
2つありましたね。
1.何故、講習会などで
Y先生は私が普段、臨床で
治せない患者さんを
いとも簡単に治せるのか?
2.Y治療法を駆使しても
治らない患者さんが
結構一杯いる!
(私の場合、ですよー。)
「どーすりゃ、ええの?」
って感じでした。
んー。
・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・。
悩みましたね。
私が数ある治療法の中で
「こりゃー、絶対臨床に使える!」
「治療の初心者でも使いやすい。」
「患者さんに納得して頂きやすい。」
(「スイッチ」みたいに
その場で痛みや硬結が
取れますからね。)
つまり・・・
「患者さんを増やしやすい!」
と、思ったY治療法です。
講習会には相当
熱心に通いました!
卒業セミナーにも出て
卒業証書と”究める”
銘入りの「額」まで頂きました。
Y治療法を開発された
Y先生はホントにスゴイ人だと
今でも思っています。
だって東洋医学の歴史上
中国まで遡って4000年。
古代インドまで遡れば
5000年の中で
あん摩術にしろ
導引術・鍼灸・気功
あるいはカイロプラクティック
オステオパシー・・・。””
どこを見渡してみても
今まで
“ありそうで無かった”
手技法ですからねー。
でもダメだった。
(イヤ”通じない患者さん”
もいた。)
なぜ?
・・・・・。
・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・。
まー。
あんまり引っ張っても
何ですので、
スパンと分かり易く
言っちゃいますね。
その理由は・・・。
“筋肉に対するアプローチ”
だからです。
(あ、これはあくまで
私が感じた勝手な個人的な
我が入った一面的な意見ですからね。
怒りのコメントして来ないよーに
よろしくお願い致しますね。)
(それからもう一つ・・・。
これは後から気付いたのですが
治療システム上の問題が
あります。
これのせいで、せっかく良い治療法なのに
非常に”時間のかかる”
手技になってしまっている。
機会があれば【皆さんからの要望があれば】
話します。)
→N式鍼治療法とN整体を
勉強していた時に
横浜の道場で
飲み会の席で
会のナンバーツーの先生と
お話ししていた時に
創始者のNH先生の
“季節と身体の治療”
の話になった時に
「ハッ!」
と気付いたのですけれどもね。
(長時間治療を打破する為の
大切な
“モノの考え方”
になります。)
すみません、話を戻します。
では
筋肉内に存在する硬結を
除去する治療法では
何故治らない方が出て
きてしまうのか?
何故なら
“もっと奥”の組織が
損傷、あるいは問題を起こしている
患者さんがいるからです。
人体は
「結合組織のネットワーク」
です。
(ロルフィングでも
言っているようにね。)
分かりやすく言えば
人間の身体は
“水を入れた水風船”
ようなモノが集まって
できた塊みたいなもの
という事ですね。
大事なのは・・・・。
「膜」
です。
脳や精髄神経を取り囲む
「硬膜・くも膜・軟膜」
筋肉を包む
「筋膜」
内臓を取り囲む
「腹膜」
※心臓なら心膜ですね。
“横隔膜”というのもある。
そして骨なら
「骨膜」
です。
ヒトの体はミクロからマクロまで
全て”膜”によって包まれています。
細胞も「細胞膜」
に包まれていますよね。
地球だって、ある意味
「大気圏」という膜に
包まれていると言えなくもない。
(ひょっとしたら
銀河系や宇宙自体も・・・?)
おっと、いかんいかん。
つい熱中すると話が
「ムー」っぽく。(笑)
とにかくこの”絶対的真実”は、
どんな理論も学説も逃れられない。
(よーな気がする。)
AKだってSOTだってクラニアルだって
この膜の理論をかなり大切にして
いますよ。
特にAKなんかは創始者の
ドクター・グッドハートが
モロにその事を教本など
書いていますもんね。
「人体は一つのユニットである。」
を標榜するオステオパシーも
この膜理論を応用すれば
非常に理解しやすい。
「人体は”玉”でごわす。」
の宮廻清二先生も。
(うわーマイナーだ〜。)
“尾骨”だけで全部治しちゃう
先生ね。
前に少し書きましたけど。
東洋医学の経絡だって
イコールとは言えないかも
しれないけど
“膜のつながり”
も一役買っているかも
しれない。
私の考えでは”経絡”は
ラインではなく立体的なもので
「三次元」です。
そうなると
“虚実”
は経絡ラインの膜の
「収縮と拡張」と言えなくもない・・・。
で、ですね。
「膜」として人体を観た場合に
最初に皆が思いつくのは
“筋膜”
です。
実際、私も臨床でよく
アプローチしますし
頻繁に使ってもいます。
ただ”もっと奥”が
問題を起こしている人も
患者さんの中には
「いる」のです。
それは「骨の周り」
です。
“骨の髄まで”
という言葉がありますが
そこなんです。
私たちがアプローチ出来る
一番深い部分は。
重症五十肩の多くの人が
壊れているのは、この部分。
私が1年間治せなかった
第三指DIPの痛い方が
損傷しているのも
この部分だったんです。
だって解剖学の図を
見ればハッキリ分かりますが
指など末梢の組織には「筋肉」なんて、
ほとんど無いですからね。
私は指など末梢の治療が
以前はすごく不得意だった
のですが
例えば手技だったら
カウンターストレインが
たまに効くぐらい。
→これ効くと患者さんに
“超”ビックリされます。(笑)
後は皮内鍼くらいしか
対処法が無かった。
しかし
「骨膜の重要性」に気付いて、
アプローチするようになってから
かなりの効果を出せるように
なりました。
骨の周りをキレイにする。
骨を包む”膜”の癒着を
はがす。
これが私の考える
治療すべき部位です。
アプローチの
“最終到達地点”です。
「筋膜」のさらに奥。
(筋膜は”途中”でしょ?)
“骨膜”の治療。
これが
(私の考える)治療の奥義その5
です。
ふいー。
すみません長々と。
(いつもなのですが)
これで疑問点その②
については御説明
できましたね。
次回のゴッドハンド通信では
疑問点その①
「何故、講習会などで
Y先生は私が普段、臨床で
治せない患者さんを
いとも簡単に治せるのか?」
それから
以前お話しした
「頬骨の矯正法」
を知りたい!
というご要望が多かったので
極意その5パート5
(次の次ね。)
の時にサクッとご紹介しようかと
思っております。
では皆さん、グッドラック。
宮本でした!
P.S
すみません。今回、えらく
小難しい内容で・・・。
大丈夫でしたか?
えーと、良く分からなかったら
遠慮なくメールで質問して
くださいね。
私の過去に書いたメルマガは
こちらからご覧頂けます。
↓↓↓
https://godhand-tsushin.com/author/miyakei
ゴッドハンド通信感想文送り先
↓
宮本宛て
info@t-marketing.jp
Writer
宮本啓稔 宮本啓稔の記事一覧
治療家歴17年。
新宿西口治療院の院長
平成11年 日本鍼灸理療専門学校を卒業
国家資格(針灸・マッサージ師)取得
渋谷整体センター勤務
平成12年 西新宿治療室勤務
平成15年 新宿西口治療院開業
この記事が気に入ったら
いいね ! しよう