ゴッドハンド通信

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 問診・検査テクニック

 広江 洋一

【広江流】治療成果を上げたいなら↓コレを鍛えろ!

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おはようございます!

日本モルフォセラピー協会理事の
広江洋一です。

今日も、モルフォセラピーを通して
お話をさせて頂こうと思いますので
どうぞよろしくお願いいたします。

さて前回は、

・習得が非常に速い先生
・実戦での結果が早く出る先生

に共通している
“3大要素”をお伝えしましたが
いかがでしたでしょうか?

・教わった通りに手を使える
・自身の解釈を入れずに理論を正確に理解できる
・教わった内容を仕組ごと理解する

この”3大要素”を理解し
実行できている先生が
良い結果を出すことが
ご理解頂けたかと思います。

そこで今回は、

「自分自身のテクニックが
 向上している手ごたえがあるのに
 治療成果がでない」

そんな先生に関係している内容を
お話ししたいと思います。

これはモルフォセラピーに出会う前に
セミナー講師を20年以上
やらせていただいている中で、

成果を出せる先生と出せない先生の
違いについて感じたことです。

今回も重要なポイントになりますので
是非、最後までお読みになって下さい。

それでは始めます。

さて、
治療家の方は御存知かもしれませんが
末梢神経は3つに分類されます。

・運動神経
・感覚神経
・自律神経

今回は、
運動神経と感覚神経に着目して
お話を進めていきます。

まず運動神経は、
正にテクニックに関係する神経として、

手や足、体のパーツを動かすために
働いてくれています。

治療が上手くなる為に
反復して行う練習は、

あくまで正しい動作を
正確に行う為にするものです。

ですから、
運動神経の働きが向上すれば
正確な動作が行えるわけです。

この運動神経の領域を
学ばれている先生は
多いのではないでしょうか。

ですが、
正しい動作ができても
次の壁がやってくるのです。

その壁は、ズバリ!

『触る力』

すなわち”触診能力”です。

触診能力は運動神経ではなく
感覚神経の領域です。

当然、手にも感覚があり
その感覚が鈍いと
触診能力も下がるわです。

つまり、
初診の際に使う指の皮膚感覚が悪いと
触っている場所が、

筋肉なのか、靭帯なのか、腱なのか、
骨なのか!?!?

触感で分からないということが
おきてしまいます。

先生の中には
皮膚感覚を鍛えるために、
目をつぶって感覚を研ぎ澄ますなどの
練習をしている方もいます。

ですが、この方法ですと
付け焼刃でしかないんですよ。

もっと根本的な問題として、
皮膚の感覚を高める必要性があります。

この力を高めるためには、

『良い体か悪い体なのかを、
 その体の状態を理解しながら、
 触ること』

そしてその触っている量が多い程
感覚は良くなっていきます。

また、触っている箇所に

「何が存在しているのか?」

が、分からないと
感覚だけでは限界があります。

感覚を高める為にも、
解剖学、特に体表解剖学と合わせて
強化したいところです。

この感覚を鍛えるための訓練は
運動神経を高める技術練習より、

学ばれている先生が
少ないように感じます。

運動神経を使う
技術向上の為の練習をしていても、

感覚神経の領域である、
触診で皮膚からの情報感覚が鈍いと
結局、技術の習得の邪魔になります。

ですから、
この感覚神経を高める必要性があるのを
ご理解して頂きたと思います。

そして、治療家が勘違いしやすいのが
テクニック(技術)とスキル(腕前)です。

この2つは
全く異なるものです。

もちろんスキルにも、
技術という意味合いはあります。

ですが、
それはあくまで

「訓練、熟練を必要とする特殊な」

という前置きがあっての技術という
意味を持ち合わせております。

動作の精度が技術で
~~~~~~~~~
その技術を使って
~~~~~~~~
問題解決できる能力を
~~~~~~~~~~
スキルといいます。
~~~~~~~~~

スキルの高い先生は
必ずと言って良い程、
感覚神経の働きも高いです。

良く一流のスポーツ選手は、
幼少時に裸足の運動を
良くしていると言われています。

例えば、

柔道や剣道などの武道、相撲、
新体操や器械体操、水泳、
ビーチバレーなど…。

このようなスポーツですね。

それは足の裏の皮膚感覚が、
直接的に刺激をされることで、
足の感覚が発達するのです。

そのお陰で
皮膚を通して入ってくる情報が
圧倒的に養われるのです。

ですから、
治療家も治療しやすい手を
作る必要性があるのです。

手の感覚を上げる=触診能力が上がる

このレベルが上がれば上がるほど、
治療技術を最大限に
活かすことができるわけです。

人間の手は、
本当に繊細で精巧なものです。

この能力を放っておいたら
勿体ないですよね!

本来、誰もが持っている能力ですから、
鍛えて損は無いと思います。

是非、体表解剖の知識と合わせて
感覚神経を鍛えることをお勧めします。

そして、困っている方々を
ガンガン治して、

患者さんに貢献できる先生に
なって頂けたらと思います!!

お互いにコツコツと
研鑽していきましょう。

そのためにも、情報発信も続けて
ゴッドハンド通信の更新も頑張ります。

ですからモルフォセラピーに
興味ある治療家の先生は、

是非、学んで身に付けて貰いて
患者さんのお役に立てて頂けたらと思います。

それでは今回は、
これで終わりたいと思います。

今回も最後まで読んでいただき、
見ていただきまして感謝します。

これからも皆様のお役に立ちたい精神で、
情報発信と共に歩んでまいります。

今後ともよろしくお願い致します。

有難うございました!

広江洋一

追伸

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Writer

広江 洋一

広江洋一 広江洋一の記事一覧

帝京医学技術専門学校柔道整復学科卒。

くに整骨院は多くの著名人の駆け込み治療院としても有名であり、その自費診療率は整骨院としては桁外れの95%を記録している。

活動は日本のみにとどまらず、世界中のバレリーナ・新体操等のスポーツ選手・精神疾患患者・不定愁訴患者・交通事故患者を治療。

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