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こんにちは。 「3WAYペインキラーテクニック」 開発者の三浦誠です。 今回は先生の臨床にお役にたてる お話をさせて頂きます。 まず、日々お忙しい 先生方のために結論から 申し上げますと、、、 1. 下部頚椎矯正は慎重に! 2.胸椎矯正時、肋骨損傷に注意! この2つを意識してください。 なぜなら、 カイロプラクティック開業当初、 事故を起こしたことがあり、 今回はこの場をかり 事故の内容を恥を忍んで、お話します。 まず、誤解しないで頂きたいのが 「ボキボキ矯正が危険だ!」 と言っているわけではありません。 医師を含め、 ボキボキ出来ない治療家が ことさら危険性を指摘する事に 違和感を覚えます。 今回の話は"包丁が危険"と 言っているのに等しく、 料理を作るのに必要な包丁も、 使い方を間違えば、 凶器になるという事です。 1. =============== 30代会社員。 頸部痛と肩甲間部の コリを訴えられる。 =============== 問診の結果、 学生時代にラグビーをしていた頃から 現在に至るまで、 定期的に症状再発を繰り返し シップで凌いできていたとの事。 検査では、 頸部伸展時、下部頚椎の痛み。 サービカルコンプレッション (頸部を頭方から圧迫する事で 頸部・上肢痛を検査) 下部頚椎の痛みのみ。 バレリューサイン (頸部最大回旋・伸展時に疼痛の他 めまいや吐き気を検査。 椎骨動脈の圧迫有無の検査。) その結果 下部頚椎の痛みのみ。 その後 アクチベータ矯正器で全身矯正。 頸部伸展時痛、 ほとんど変わらず。 伏臥位での ディバーシファイドによる 下部頚椎矯正。 「バキバキ」と、 かなりの音が鳴り、 自信満々で痛みチェック。 患者様 「首と右腕がダルいです。」 横向きで寝て頂き、頸部を冷やす。 患者様 「右腕が痺れて動きにくいです…」 次の方の施術中もベッドで寝てもらい、 昼休みに近所の病院整形外科に同行。 レントゲン撮影と診察。 三浦 (腹をくくる…。) 大汗をかく私と険しい顔の患者様、 医師は私たちに対して 「骨は問題ありません。 椎間板薄さは以前からある所見でしょう。 少し治療がキツかったのかな? 原因は筋肉でしょう。 安静にしていれば大丈夫です」 と、シップを処方。 以降、毎日患者様宅に往診し、 一週間で上肢シビレは改善しました。 しかし、頸部痛は変わらず。 もともと私は保険に入っていたので、 今回はこのようなケースで起こるリスクの アドバイスを貰うだけで済みました。 あの時、そのまま患者様を返していたら、 訴訟になっていたかもしれません。 コンタクトスポーツの経験者で、 整形外科検査で±が疑われる 患者様に対して 未熟な矯正をかけた事が 今回の問題を生み出しました。 下部頚椎は関節変性が進行し易く、 脊柱管が狭いのに 脊髄は太くなっています。 頚膨大といわれる部位です。 矯正により、過誤が起こり易い部位。 矯正直後から 上肢に長期シビレが出現した ケースは後にも先にも一度です。 矯正しても、音が鳴らず、 失敗した感が漂う中、 疼痛が悪化したケースは数知れず。 鳴らさないと!という思いが 無謀な矯正に繋がると私は思います。 音を基準にした矯正は、 誰も得をしないという事ですね。 大きめの頚椎回旋、過伸展、 振幅の大きな鳴らし、 これらのような矯正を 万が一されている方がおられたら、 封印して下さい。 2. ================= 60代主婦、 背部痛を訴え来院。 ================= 問診の結果、 肩凝りは以前からあるが、 背中の痛みは先月からとのこと。 猫背を家族に指摘され、 背すじが伸びる タスキ掛けの矯正下着を つけるようになってから 痛みが発生。 今は着けていないが、 痛くて深呼吸出来ない 他、腰痛・膝痛・不眠など…。 検査では、伸展時背部痛、 側屈すると伸ばされる脇腹が痛い。 アクティベータ治療器で全身矯正。 伸展時痛、少し軽くなるが、 右中部胸椎の痛みが顕著になる。 触診、胸椎8番右後方変位を 伏臥位で手技矯正。 「吸って、吐いて、」 体重を乗せて、アジャストの瞬間 「ウッ」といううめき声、 患者様の胸の方で 「ピシッ」といういやな手応え。 患者様の左季肋部に 激痛が起きたため治療を中断。 「動けない」と言われ、 救急車を呼びました。 近くの病院に搬送し、 家族の方も合流して、 レントゲン撮影と診察。 患者様に本当に 申し訳ない事をしてしまった後悔と、 閉院が頭に過ぎる。 「胸椎、肋骨ともに折れていません。 細かいヒビは角度により写りにくいので、 それかな? 全体的に薄い、骨粗鬆症が疑われますよ。 音がしたんですか? 先生、どんな事されたの?」 安堵の気持ちと、 痛がる患者様、睨むご家族。 その後、一応サラシ固定、シップ、 往診は断わられ、何度かお見舞いに伺い。 二週間で痛みは軽減。 初診の時点で、年配女性の 骨粗鬆症を頭に入れるべき所を、 グッと乗り込み、肘の伸展を強めに アジャストした事が間違いです。 幸い2ケースともに、 画像に写る骨折、ヒビが無かったため、 訴訟・閉院というのは免れましたが、 そういう噂は致命傷になります。 何より、 患者様に損傷を加えてしまった事実は 今でも心に刻まれています。 まだ経験されていない先生方の ご参考になれば幸いです。 最後までお読み頂き ありがとうございました。
追伸 このような経験をされた 三浦先生だからこそ 安全で治療効果の高い施術法 を作ることができました。 そして、日本中の多くの 治療家さんの心を掴んだのです。 どんな痛みも取り除く、 この3つのテクニックがあれば、 あなたはもう、治せないと 悩むことは無くなります。 今すぐ以下のリンクから チェックすることを お勧めします。 ↓↓↓ http://miura-pain.com/
Writer
三浦誠 三浦誠の記事一覧
DC&元鍼灸師会理事。
ロイヤルメルボルン工科大学を卒業し、ドクターオブカイロプラクティックに相当するカイロプラクティック学位を取得。
卒業後は日本橋や大阪のカイロプラクティックにて多くの臨床を経験し、その後2003年より京都で開業。
彼の院では10人中9人の患者が3回以上リピートしており、
既存・紹介がほとんどのため2ヵ月先まで予約が取れない、「京都一のゴッドハンド」として名高い。
開発した手技、ペインキラーは、すべての筋骨格系の症状に対し30秒以内に鎮痛効果を実現できるうえ、
そのアプローチの手段は無数にあり「鎮痛できない痛みはない」と謳われるほどである。
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